烏帽子岳 佐世保を代表する山の一つ 360度の眺望が開けている 佐世保市中心街や南部の早岐地区 大村湾などを一望することができます

烏帽子岳(えぼしだけ)は、長崎県佐世保市にある山です。

標高は568メートル。

佐世保富士とも呼ばれ、佐世保を代表する山の一つでもあります。

山頂周辺部は西海国立公園に指定されています。


佐賀県境にそびえる国見山を主峰とする巨大な国見溶岩台地の南端部にあり、自身も噴火口を持っていたために2段構造になっています。

安山岩質の火山だが、南麓には流紋岩質の溶岩ドームも露出しています。

山頂付近には噴石が飛び散り、山頂付近に遊びに来た子供は、多孔質の噴石を舐めると舌に張りつくことから「唾つけ石」と呼んで遊びました。

日宇の溶岩ドームはよく目立ち、白岳町に移転した白岳神社は当初烏帽子岳の山腹に開かれた。

国見溶岩台地は侵食によって寸断されており、烏帽子岳は東に並ぶ隠居岳とともに山系をなします。

北麓は相浦川の侵食で国見山系と分断されています。

西麓は烏帽子岳を源流とする佐世保川に沿うが、源流部は佐世保川の浸食のため南北に裂けています。

南麓は佐世保湾にそのまま没する。

烏帽子岳と隠居岳の間は侵食による分断はなく、尾根筋が続いています。

尾根筋の最も低い満馬越の直下は、日宇川上流の地滑り地帯となっています。

縄文時代の遺跡は山頂周辺に散らばっているが、有史時代に人が出入した記録は少なく、戦後にいたるまで山腹・山頂部の開発は行われていないです。

しかし森林の大多数は針葉樹を中心とした人工林に切り替わっています。

特に北西部は山ノ田水源地に付随する水源涵養保安林として厳重に管理されています。

このように植物相は変化に乏しいが、山麓部まで住宅地・農地が迫るために、イノシシやイタチ、キジなどの野生動物に出くわすこともあります。

近年ではイノシシによる農作物の被害が増えている。また渡り鳥の渡りルート上にあり、親子池にはガンカモ科の冬鳥が立ち寄ります。

山頂付近ではアカハラダカの渡りも目撃できます。


山頂からの夜景同市にある弓張岳のような立派な展望所は無いが、頂上はコンクリート製の階段などで整備されており、360度の眺望が開けています。

佐世保市中心街や南部の早岐地区、大村湾などを一望することができます。

山頂の頂上から少し下ると「風と星の広場」という広場があり、市内の学校の遠足スポットとなっています。

広場には日本初のワルツ曲といわれている『美しき天然』の歌碑もあります。

昭和9年(1934年)制定の旧佐世保市歌冒頭、昭和27年(1952年)制定の現市歌3番の歌詞に烏帽子岳が詠まれています。

ちなみに、弓張岳が校歌の歌詞に読み込まれている小中学校は4校に過ぎないが、烏帽子岳は地元の山手小学校烏帽子分校を除外しても19校にも及びます。

7〜8合目付近には、山頂の南側に宿泊学習や自然体験活動などをすることができる「長崎県立佐世保青少年の天地」、東側にはゴーカート、レーザーショット、ローラースケートなどができる「えぼしスポーツの里」、西側にはテレビ、ラジオの送信塔が建っています。

放送施設

長崎県北部のテレビジョン放送・FMラジオ放送の基幹局となる送信所が山頂に設けられています。

壱岐市・対馬市に向けてのテレビジョン放送・FMラジオ放送の電波はここが送り出しの基点となっています。

烏帽子岳への交通アクセス

山麓が険しく山頂が平原状という典型的な溶岩台地のため、登山道はいずれも復員が狭く、ヘアピンカーブが連続する険しい道であります。

山手町より田代町を経て山頂へと右回りに進むルートが主な道で、佐世保市営バスが路線を設定しています。

この道には、春日町から佐世保川沿いに山ノ田水源地を通過するルートが合流します。

交通量が多いルートとしては、南麓の木風町から通信施設の傍へと登るルート、黒髪町から満場越へ登り尾根筋の道を通ってバス路線に合流するルートが挙げられます。

この他にも、柚木町から下宇戸を経て山を登るルートがあるが、道幅が狭いゆえ、あまり利用されていません。

JR佐世保駅から車で30分

佐世保市営バス佐世保駅前バスターミナル5番のりばから「烏帽子岳」行きで40分(本数が少ないので注意が必要です)


posted by tomarigi at 11:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 西海国立公園
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