大雪山 国の特別天然記念物(天然保護区域)に指定 北海道中央部にそびえる火山群の名称 広義には表大雪、北大雪、東大雪、十勝岳連峰を包含する大雪山国立公園の南北63km、東西59kmと広大な広さとなり、その面積は神奈川県とほぼ同じ

大雪山(だいせつざん)とは、北海道中央部にそびえる火山群の名称であります。

一つの山ではないことを明確にするため、「大雪山系」という呼称もしばしば使われます。

大雪山系と言われる場合、広義には表大雪、北大雪、東大雪、十勝岳連峰を包含する大雪山国立公園の南北63km、東西59kmと広大な広さとなり、その面積は神奈川県とほぼ同じであるであるが、「大雪山」は本来、現在「表大雪」と呼ばれている、お鉢平を中心としたエリアを指す呼称であり、「大雪山系」がそのように使われることもあります。

「だいせつ」ではなく「たいせつ」と呼ばれることもあります。

先住民・アイヌは「ヌタップカウシペnutap-ka-us-pe」もしくは十勝岳連峰と合わせて「オプタテシケop-ta-tes-ke」と呼んでいました。

これらのアイヌ語には逐語訳は可能なものの現在のところ、適切な訳がまだ見つかっていないようです。

国の特別天然記念物(天然保護区域)に指定されている。

大雪山を成す山群

狭義の大雪山は、以下の山などから成る石狩川と忠別川の上流部に挟まれた山塊をさします。

旭岳(2,290m) - 北海道の最高峰 大雪山系の北部に位置する。

北鎮岳(2,244m)

白雲岳(2,230m)

愛別岳(2,112m)

北海岳(2,149m)

黒岳(1,984m)

赤岳(2,078m)

緑岳(2,019m)-別名:松浦岳

など

大雪山の地形と歴史

大雪山系の土台となっている基盤岩は海抜1000mに達しています。

その上に更新世初期に多量の火砕流が噴出した後、現在の地形を形作る火山活動が始まりました。

まず流動性の良い厚い溶岩流が噴出し、南部の高根ヶ原や北西部の沼ノ平などの広い高原が形成されました。

その後の噴火では流動性少ない溶岩に移行し、北鎮岳・黒岳・白雲岳などの溶岩円頂丘ができました。

3万年前に大雪山の中心部で大きな噴火があり、大量の火砕流が東側に流出して台地を形成しました。

この台地を石狩川が浸食したのが層雲峡で、両岸の柱状摂理はこのときに堆積した溶結凝灰岩であります。

また噴火の中心部は大きく陥没してお鉢平カルデラが形成されました。

1万年前から西部で繰り返し噴火が起こり成層火山の旭岳ができました。

旭岳は約5600年前に山体の一部が崩壊する噴火が起こって、現在見られる山容となりました。

旭岳は現在も盛んな噴気活動を行っています。

狭義の大雪山は「東大雪」「北大雪」に対し「表大雪」とも呼ばれます。

東大雪、北大雪を含めたものが広義の大雪山であります。

なお、お鉢平の底部には、「有毒温泉」と呼ばれる温泉が湧いており、温泉とともに、強力な毒性を持つ硫化水素ガスが噴出しているため、立ち入り禁止となっています。

お鉢平の北側の稜線から少し下った所、登山道に沿った渓谷の脇にも高温の湯が湧いています。

ここは人間も入湯可能で、中岳温泉と呼ばれて最近の秘湯ブームで訪れる人が増えています。

東大雪

やや南東にある以下の山群を東大雪と呼びます。

昔は、「裏大雪」とも呼ばれていました。

ニペソツ山(2,013m)
ウペペサンケ山(1,848m)
石狩岳(1,967m)
音更山(1,932m)
白雲山(1,187m)
天望山(1,173m)別名:「くちびる山」

北大雪
石狩川を挟んで北にあるニセイカウシュッペ山 (1,883m) などの山々を北大雪と呼びます。

武華岳(1,758m)
武利岳(1,876m)
平山(1,771m)
チトカニウシ山(1,445m)
[屏風岳](1,792m)


posted by tomarigi at 23:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大雪山国立公園
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